セロトニンの効果と主な副作用

セロトニンは、脳内の神経伝達物質の一種で、ノルアドレナリンによるあがり症の症状を抑制する効果があります。
セロトニンの効果と主な副作用をまとめました。

セロトニンとは?

セロトニンは、脳内神経伝達物質の一種です。
様々な働きがありますが、その一つとして、「情動を抑制する」作用があります。

あがり症などのように過度の緊張が起こるのは、人前に出ることによりストレスがかかり、ノルアドレナリンが分泌されるからです。
ノルアドレナリンは交感神経に作用することにより、脈拍を上昇させたり、手足が震えたりなどの症状が引き起こされます。

セロトニンはこのノルアドレナリンの作用を抑制し、あがり症の症状を軽減します。

セロトニンを増やすには?

セロトニンを増やすためには、いくつかの方法があります。

  • 規則正しい生活を心がける
  • 太陽の光をきちんと浴びる
  • 適度な運動をする

などなど。
その他に、「トリプトファンを摂取すること」も、セロトニンを増やす方法の一つです。

トリプトファンはセロトニンの前駆物質で、セロトニンを生成するための材料となるものです。
アミノ酸の一種ですから、食品から摂取するのが基本ですが、不足しがちな場合には、サプリメントによって摂取することも可能です。

注意事項、副作用

健康な人が、1日に最低限摂取しなければならないトリプトファンの量は、体重1kgあたり2mgです。
ですから体重60kgの人ならば、トリプトファンは1日あたり120mgが必要となります。

肉類などには、トリプトファンが100gあたり150〜250mg含まれていますから、バランスの良い食事をしていれば、通常の場合は、トリプトファンの摂取量は十分でしょう。

さらにあがり症など、治療を目的としてトリプトファンを摂取するには、1日に1000mgくらいが目安になります。
これだけのトリプトファンを食品だけから取るのは難しいので、サプリメントを使用することになると思います。

ただしトリプトファンをサプリメントによって摂取する際には、過剰摂取に注意する必要があります。
トリプトファン摂取量の1日あたりの上限は、6000mgと言われています。

トリプトファンの過剰摂取は肝臓に負担をかけ、肝硬変、肝機能障害などの副作用が起こることがあります。

トリプトファンはあがり症の症状を改善しますが、根本的な治療にはなりません。
薬に頼りすぎることなく、あがり症はできるかぎり自力で改善するのがオススメです。

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