セントジョーンズワートの効果と主な副作用

あがり症の治療薬として、セントジョーンズワートが使われることがあります。
セントジョーンズワートの効果と主な副作用を紹介します。

セントジョーンズワートとは?

セントジョーンズワートは、和名を「セイヨウオトギリソウ」と言い、北アメリカやヨーロッパ、トルコ、ロシア、インド、中国などの、温帯および亜熱帯に分布する植物です。
古くから医療目的で利用され、ネイティブアメリカンは人工妊娠中絶薬、抗炎症剤、収れん剤、消毒剤などとして使用してきました。

現代でも、あがり症を始めとし、不安障害、中度のうつ病などの治療に利用され、ドイツなどでは病院でも処方されます。
日本では、医薬品として扱われず、「食品」扱いがされていますが、多くの薬と相互作用をするために、使用には注意が必要です。

セントジョーンズワートは、ある研究によれば、抗うつ薬と同等の効果があり、副作用は抗うつ薬より小さいという報告があります。
しかし別の研究によれば、「効果がない」という報告もあります。

セントジョーンズワートの有効成分は、ハイパフォリンとヒペリシンだと考えられています。
あがり症の人が不足しがちな神経伝達物質セロトニン、ドーパミンを、これらの成分が量を増やすと言われています。

用法・用量

セントジョーンズワートの用量は、それがどのような状態であるかによって異なります。

  • 乾燥ハーブ・・・2〜4gを煎じて1日3回
  • 液体抽出物・・・2〜4mlを1日3回
  • チンキ剤・・・2〜4mlを1日3回

効果が出るには、最低4週間は摂り続ける必要があると言われています。

注意事項

セントジョーンズワートは、多くの薬と相互作用をするために、飲み合わせには注意が必要です。
強心薬ジゴキシン、免疫抑制剤シクロスポリン、気管支拡張薬テオフィリン、抗HIV薬インジナビル、血液凝固防止薬ワルファリンなどを使用している場合には、医師と相談するようにしましょう。

またセントジョーンズワートを他の抗うつ薬、避妊薬、高脂血治療薬、抗てんかん薬などと一緒に使用すると、それらの効果を減らします。

副作用

セントジョーンズワートには、重篤な副作用はありません。
ただしまれに、胃腸症状、めまい、意識混濁、けん怠、光過敏性などの副作用がある場合があります。

セントジョーンズアートはあがり症の症状を抑えますが、あがり症を根本的に改善するものではありません。
あがり症を改善するには、できるだけ薬に頼らない方法を取るようにするのがオススメです。

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