「きみに読む物語」あらすじと感想

しかしそう簡単にはことは進まず・・・

アリーがこの7年間の間でお付き合いしていた婚約者の存在とアリーの母親が現れます。

彼女は、2人が離れざるを得なくなった最初の1年、ノアが休むことなくアリーへ送り続けた手紙をもって現れます。

ノアは離れることが嫌でアリーに手紙を書いていたのですが、アリーは母親の組織によってそれを受け取れていなかったのです。

そして母親はこの時に、作業場の様なところにアリーを連れていき遠目から1人の男の人をみせます。

そして昔は自分もアリーの様な恋愛をしていたことを打ち明けます。
ここはとても胸が痛むシーンで、涙なしでは観られません。

『もちろんあなたのお父さんは愛している、でも私はあの人が好きだった。それを父親に阻止されてしまった。正しい判断はしたと思っているし今は幸せ、あなたもあなたのお父さんも愛している、それでもあの人が好きだった』
と泣きながらアリーに話す姿は辛いものがあります。

彼女も好きな人はいたが、身分の違いで結婚することはできず、今のアリーの父親である資産家と結婚したのです。

話の時代が戦前ですから、このお母さんの時代はこの様なことにもっと厳しかったのでしょう…

そしてこの話を聞いた後にノアの家へと戻るアリー。
今後の行末を話し合う時がついにきます。

婚約したから、ノアとはもう一緒にはなれない、世間体もある、というアリーにノアは『きみはどうしたいんだ?』と問いかけます。

私はこのシーンがとてもお気に入りです。

彼女はいつも親がこうしなさいと言ったから…世間ではこうだから…という理由で行動しますが、ノアは自分がどうしたいかを尊重しろと言います。

私たちの現実世界でも、こういうことってよくあるなぁ…なんて考えさせられるシーンです。

他人からの評価より、本心でどうしたいのかで行動する、そういう選択のほうが幸せを掴めるでしょう。

しかしアリーは一度ノアの元を去ります。
心の中ではノアと人生を共にしたいと思っているアリー。
号泣しながら婚約者の元へと車を走らせます。

が、結局はノアのところに戻ってくるしかなかったアリー。
彼女もそれだけ彼のことを愛していたことがここでも分かります。

愛の強さ

ここまではどちらかというとノアの愛の方が強く現れていたような描写でしたが、肩をすくめて『結局こうするしかなかったのよ』とでも言いたげな表情と共に戻ってくるアリーは、頑固で天真爛漫な女性であることと共にノアのことを強く愛していることを確認させてくくれます。

そして老夫婦になっても変わらず愛し続ける2人になんとも言えない胸の揺さぶりを感じます。

彼女の記憶が消えて、医者にいくら無駄だと言われても決して諦めない彼の姿は本当の愛がなんなのかを教えてくれます。

これはニコライ・スパークスの妻の祖父母の実話に基づいたお話です。
現実世界にこんな素敵な生活があるなんて、とても感動しますし憧れのお話のひとつです。

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